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教えて!ピタ松

第3回 教えて!ピタ松

【コロナ禍の図書室事情 ~これからの図書室編~】

前回までのあらすじ もし図書除菌機を学校に置けたら、子どもたちの読書体験を妨げている原因を取り除くことができると知ったピタ松たち。と同時に、児童の教育環境の改善を願うPTAにとっては、その購入が繰越金の有意義な使い道となるということも分かりました。

図書除菌機が使えるようになったら、衛生的な本を学校でもおうちでも読めるようになるんだね。だけど、ぼく、ひとつ困ったことに気がついちゃったよ。

困ったこと?

うん。あのね、松沢小学校には本が置いてある場所がふたつあるでしょ。低学年用のふれあいルームと、中学年以上が使える図書室。

ふれあいルームの本棚
図書室の本棚

そうだった!本を読める場所が2か所あるってことは、図書除菌機も2台ないといけないってこと?

それなら心配ご無用です。

あ~、校長先生。来ると思った。

なんだ、もう驚かないのか。それはともかく、学校中のどの本でも子どもたちが安心して読めるよう、先生たちでちゃんと考えているから心配しなくていいぞ。ふれあいルームの本をブックトラックで図書室に運んで除菌するつもりさ。

大活躍のブックトラック

あぁ、よかった。図書除菌機は、松沢小に通う子みんなの役に立つんだね。

そうなんだよ。けれども、「図書除菌機より効果的な対策が他にある」という考えがあってもいいし、「図書除菌機を置いても読みたい本が読めないのでは?」と心配する声も聞くよ。

え?「読みたい本が読めない」ってどういうこと?

これを見てごらん。

人気シリーズの本棚

あ!すっからかんだ。

図書室の本は学校予算で毎年約500冊も買われているんだよ。けれども、人気がある本だからと言って、同じ本を何冊も揃えるという買い方はしないんだ。だから、図書除菌機があっても、人気のある本は変わらず貸し出し中のままってわけ。

そっか、子どもたちに人気の本はこの先も争奪戦かぁ。
だけど、これは新型コロナウイルスの感染対策とはまた別の問題として考えた方がいいぴょんね・・・。

確かに!今回、図書除菌機の購入を検討することで、せっかくこうして保護者のみなさんに繰越金のことを知ってもらえたんだもの。「繰越金で図書室の本を寄贈したい」という要望が出てきたっておかしくないよね。本棚に人気の本が並ぶ日もそう遠くないかもよ。

わーい!これからの図書室ことを考えたら、なんだかワクワクしてきちゃったよ。

そうだね、ワクワクするのって大事!それに、自分ひとりでワクワクするよりも、その気持ちをたくさんの人と共有できた方が、もっと心が満たされるよね。

ワクワク読書体験が待っている

PTAの繰越金もおんなじだね。こうして経緯を説明して、すべてのPTA会員に図書除菌機の購入と学校への寄贈について判断してほしいぴょん。その上で図書室に除菌機を置けるようになれば、きっとたくさんの人たちに喜んでもらえると思うな。

そういえば最初に、今はPTA会員と「楽しいことを分かち合えていない」ってピタ松言ってたもんね。

うん。そんなわけで、どうぞみなさん、10月1日の書面開催による臨時総会へのご参加、よろしくお願いぴょん!

臨時総会を開催するに至った理由をもっとよく知りたい方は、下の資料を読んでね。図書除菌機導入に対する反対意見も紹介してます。

図書除菌機購入検討の経緯説明(その3)