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深掘りPTA

単P研修会を開催しました

2021年度単P研修会のテーマは?

2021年12月11日(土)単P研修会を開催しました。単P研修会は、毎年1回開催しており、担当は執行部です。研修会のテーマは、PTA会員である先生と保護者が課題や問題を解決するために、お互いを知るきっかけづくりの場となるように選定しています。

2021年度はコロナ禍で学校へ行く機会も減り、学校環境がどうなっているのか、とにかく校長先生に何でも聞いてみようということで、題して「松沢小のココが見たい、知りたい、聞いてみたい 教えて!校長先生」にしました。遅くなりましたが、研修会の様子とアンケート結果についてご報告します。

土曜授業の日にハイブリッド開催

研修会参加者は合計80名でした。開催日時は、保護者の方々のライフスタイルや感染症予防を考慮し、土曜授業の午前に来場聴講とオンライン聴講を選択できるようにしました。ハイブリッド開催に対して好意的なご意見が多数寄せられました。

事前アンケートでは、松沢小の「いいな」と思うところと、校長先生への質問を募集しました。研修会で活用させていただき、ご協力ありがとうございました。

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校長先生の自己紹介

自転車通勤の宇都宮校長先生

まずは校長先生のモットーを紹介します。

楽しくなければ学校ではない!
誰が?子どもが!先生も!
みんな違って、みんないい。

特技は「おやじギャグ」とのことで、お題を出したら即座にギャグで返す能力をお持ちです。校長先生に学校で会うのが楽しみになりますね。そして、日々の癒しは「子どもたちと遊ぶこと」だそうで、学校で子どもたちと戯れている姿をよくお見かけします。私たち保護者にも気軽に声をかけて下さり、その場が笑いに包まれます。

そんな気さくな校長先生が、質問にわかりやすく答えて下さいました。その中から、反響が大きかったものをひとつ紹介します。

大きな反響があった「黙食」

事前アンケートでは、「黙食」について解除があるのかどうか、徹底され過ぎではないかなど、質問がありました。2021年の流行語トップ10にも選ばれた「黙食」とは、「黙々と食べる」から来ています。小学校の給食でも導入され、松沢小でも机の向きを変えず、会話はせずに食べます。

その通り。松沢小でも「黙食」です。子どもたちはきちんと約束を守って食べているよ。そして「黙食」は続けます。学校内の感染対策はまん防が解除されても緊急事態宣言が出ても変えないことにしているんだ。子どもたちが混乱してしまうからね。子どもたちがワクチン接種をしていないのもあるよ。

はたから見ると、給食の時間としては寂しいように見えるけれど、食べ残しが減ったんだ。会話しながら食べると、どうしても集中できないから食べ終わるのも遅くなるし、食べ残しも増えてしまう。やってみないとわからなかったことだけど、黙食には「食品ロスを減らす」といういい面もあるんです。

松沢小の良いところたくさん!

事前アンケートで集まった松沢小の良いところは、70項目もありました。多かった項目は、「校舎がきれい」「交番が近い」「商店街の中にある」など環境の良さです。校長先生は松沢小の良さについてひとつひとつ共感され、思わずクスっと笑ってしまうお話をいろいろ話してくださいました。

そんなお話の中から、ビオトープで飼われているウサギをみなさんにも紹介します。見ているだけで癒されますね。

休憩中のマロン
お食事中のだいふく
日向ぼっこ中のショコラ

そしてもうひとつ紹介します。こちらは大正2年に植樹された松沢小のシンボルツリーであるクスノキです。3年に一度、剪定されています。剪定はカラスの巣が出来ないようにする意味もあるそうです。

ビフォー
アフター

インクルーシブ教育への理解を深めるために

くすのき学級の先生
きはだ学級の先生
すまいるルームの先生

松沢小の良いところとして「特別支援学級があるところ」という答えも多数ありました。実は2021年度からすまいるルームの拠点校となり「特別支援教室」が加わりました。これだけ特別支援教育が揃い、インクルーシブ教育に最適な環境は世田谷区では松沢小だけです。

今回は、インクルーシブ教育への理解を深める機会となるように、くすのき学級の先生、きはだ学級の先生、すまいるルームの先生から学級の特色や取り組みを紹介していただきました。

すまいるルームの先生からは、ゲーム感覚でコミュニケーションスキルを学ぶ取り組み「ぴったんこかんかん」が紹介されました。実際に会場でやってみると、そこから会話が広がり盛り上がりました。

インクルーシブ教育について詳しくお知りになりたい方は、文部科学省「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進」の資料をご覧ください。日本では2012年頃から提唱されるようになりましたが、松沢小ではそれ以前から特別支援学級があり、共に教育を受けて、巣立っていった子どもたちがたくさんいます。令和3年度学校要覧には現在の松沢小でのインクルーシブ教育システムについて詳しく掲載されています。

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高評価のアンケート結果になりました

アンケート結果の回答数は、合計84件でした。全ての回答者が学校への理解度が深まったと回答しました。また、インクルーシブ教育についてもっと知りたいという声も多数いただきました。

さらに、全ての参加者から今回の研修会に満足したという回答を得ることが出来ました。開催者である私たちにとっても有意義な時間となりました。

同様のテーマや今回のシリーズ化を望む声も寄せられています。皆さまからいただいた貴重なご意見は、2022年度の執行部へと引き継ぎます。このような研修会の内容を聞きたい方は、是非次回、ご参加下さい。来年度の開催もお楽しみに!

合言葉は・・・

では最後は、いつもの合言葉で終わりたいと思います。校長先生お願いします。

すべては松沢小学校の子どもたちのために
楽校戦隊松レンジャーもよろしく!(笑)