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深掘りPTA

令和4年度単P研修会が開催されました

2023年2月18日(土)、単P研修会が開催されました。ご報告いたします。

大好評の「教えて!校長先生」シリーズ

単P研修会は、毎年1回、執行部が開催しています。研修会のテーマは、PTA会員である先生と保護者が課題や問題を解決するために、お互いを知るきっかけづくりの場となるように選定しています。

昨年度、校長先生にとにかく何でも聞いてみる「教えて!校長先生」が大変好評でした。そこで、今年度は「松沢小のココが見たい、知りたい、聞いてみたい 教えて!校長先生 part2」として、さらに深掘りした校長先生の話を聞きながら交流することを目指しました。

2021年度単P研修会の記事はこちら

令和4年度単P研修会のお誘い
【延期】令和4年度単P研修会のお誘い

※画像をクリックするとPDFファイルが開きます。

校長先生の自己紹介

子どもたちと遊ぶのが癒し♪

まずは校長先生のモットーを紹介します。

楽しくなければ学校ではない!
誰が?子どもが!先生も!
みんな違って、みんないい。

趣味は「飛行機に関する全般」、見るのも乗るのも大好きとのことで、飛行機の話だけで研修会ができそうです。日本一飛行機が近くに見られる展望デッキは、福岡国際空港なんだとか。利用されたことがある方もいるのではないでしょうか。

担任、教育委員会、管理職と、さまざまな学校やお立場で経験を積まれてきた校長先生。学校は全部雰囲気が違うんだそうです。松沢小の雰囲気は「いいな」と思うアンケート結果から、垣間見ることができます。詳しくはこちらをご覧ください。

みんな大好き松沢小!

毎年行われている学校関係者評価のアンケート。今年度の結果についてお話がありました。松沢小は児童、保護者、地域の方々から、おおむね良い評価を得ています。

例えば、子どもたちの81.5%は学校生活が楽しい71.5%は学校が好きと回答。また、子どもにとって学校行事が楽しく達成感のあるものだと回答している保護者は93%以上。情報提供により学校の様子がわかると回答した地域の方々は95%となっています。

令和4年度の集計結果はこちら、評価報告書はこちらからご覧ください。

気になる新型コロナウイルス対策と今後の教育活動

今後の教育活動について、丁寧な説明を聞くことができました。ターニングポイントは、「マスク着用の考え方の見直し」が適用される3月13日(月)と、感染症法上の位置づけが「2類相当」から「5類」に移行する5月8日(月)とのことです。

基本は「スクラップ&ビルド」の発想で、目的を見極め、慣習にとらわれず、リスク管理しながら、学習指導要領に基づき教育活動を実施していくとのことです。

遊び場開放日の校庭とクスノキ

例えば、休み時間。コロナ前は約900名の子どもたちが校庭で一斉に遊んでいました。低学年と高学年や、他クラス間の交流ができる時間ではありますが、怪我の危険性が高く、実際保健室に駆け込む子どもたちが絶えませんでした。しかし感染対策として分けたことで、怪我の発生率が50%以下になりました。このことから、校庭で遊ぶ日を分けることは続け、「うさ松タイム」で、交流ができるように「スクラップ&ビルド」しています。

学校日記「うさ松タイム」の様子ははこちら

学校日記より

そして、給食。新型コロナウイルス対策として実施した「黙食」は、食べ残しが減ったことを松ピタHPでもお伝えしました。学校では毎日食べ残しの量を計っていて、コロナ前より廃棄量が30%減っているそうですそのため、12月より食事に集中する時間を設け、食べ終わったらマスクを着用して会話ができるようになってます。

学校日記「給食」の様子はこちら

もっと知りたい、インクルーシブ教育システム

令和4年度学校要覧に掲載されている「インクルーシブ教育システム」についてお話がありました。

クリックするとPDFファイルが開きます

インクルーシブ教育とは、すべての子どもが同じ場所で共に学ぶことができる教育のことです。国や地域によって、インクルーシブ教育のとらえ方は異なりますが、この教育は世界的潮流となっています。

日本では、特別支援学校など特別な場での教育の場を残しつつ、学びの連続性を保障するシステムを構築していて、それがインクルーシブ教育システムです。

松沢小では、インクルーシブ教育システムを行う環境が整っています。松沢小で充実した時間を過ごし、生きる力を身に付けていけることが、最も重要なことで、できるだけ同じ場で共に学ぶことを目指すべきであると校長先生はおっしゃっていました。

学習指導要領には、「交流及び共同学習の機会を設け、共に尊重し合いながら協働して生活していく態度を育むようにすること」と記載されています。松沢小でも、子どもたちが「交流および共同学習」を通して、授業内容がわかり、学習活動に参加している実感や達成感をもてるように、先生方が工夫されています。

インクルーシブ教育システムについて詳しく知りたい方は、文部科学省「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進」の資料をご覧ください。「交流及び共同学習」については、交流及び共同学習ガイド(2019年3月改訂)をご覧ください。

松沢小ではインクルーシブ教育が提唱される以前より、校内に特別支援学級があり、共に交流し教育を受けて、巣立っていった子どもたちがたくさんいます。

合言葉は・・・

では最後は、いつもの合言葉で終わりたいと思います。校長先生お願いします。

すべては松沢小学校の子どもたちのために
楽校戦隊松レンジャーもよろしく!(笑)

みなさまからいただいた貴重な質問やご意見は、2023年度の執行部へと引き継ぎます。このような研修会の内容を聞きたい方は、是非次回、ご参加下さい。来年度の開催もお楽しみに!